昨日の大雨 昨年の悪夢が思い出されます
経験した方にしかわからない恐怖
映像で見ても新聞で見ても
なぜか他人事で見てしまい
大体の人は 「大変だな」心でつぶやきます
昔から怖いものの順序ですが
「地震 雷 火事 親父」
現在はこれが
「地震 台風 大雨 火事」
こんな感じですかね
親父はもう 怖い存在ではない時代
平和なんですね
親父が怖いというのは 一家の舵取り役
船の船長と同じ
みんなの命を預かっている存在
私の船に乗るということは
皆さんは私に命を預けるということになります
私の判断 行動で 死ぬこともあるのです
船に乗れば 皆さん平等 偉い人でも
私の言葉に従ってもらう必要があります
夜明けから お昼まで 8時間
私が常に考えていることは
安全が一番
次に楽しんでもらえているか
最後に 釣果です
釣り人のほとんどは 魚を取り込んだ時
魚から針を外しますよね
針を指でつかんで外そうとします
とても危険です
暴れる魚は急に動きます
青物 真鯛 などは 絶対に針を指でもっては
いけません
いままで船で
指に針を刺した人 一人
先日 針で指を切って血が噴き出した人 1人
指に針を刺すと返しがあるので
引っ張っても抜けません
体は異物が入ると 筋肉が 異物を締め付けます
返しのない針でも 抜けにくくなります
まして 返しがある場合 引き抜くことは厳しい
大体は 港に引き返して 病院で 切開して取ってもらうことになります
そうなれば その日の釣りは終了
自分の不注意が 皆さんの楽しみを奪うことになります
常に 船の上は 予測予防が基本です
もし。。真鯛の口から針を指ではずしていて
真鯛が急に暴れたら
これは予測できますよね
指で外すリスクと
プライヤーで外すリスク
考えればわかることです
自分の思い上がりが皆さんに迷惑が掛かります
それでも
必ず不慮の事故は起こります
前回の針が刺さった症例は
深くなかったので返しの部分が少し指に入っていましたが
ニッパで返しをつぶして
一気に針を引っ張って抜きました
簡単にはぬけませんでしたが
ブチッ 音が鳴り
何とか抜けました
この後の処理がとても大事
針などに雑菌がありますので
傷から雑菌が入ると いろいろな症状が出ます
これを防ぐには 傷口の吸出し
そのあと 船にはアルコールの手拭きが常備しているので
傷口をきれいに拭きます
アルコールは 雑菌を増殖させない効果があります
この処理が上手くいくと
痛みもそれほど出ませんが
雑菌が入ると 痛みが出て 患部が腫れて そのあと熱が出ます
傷口に雑菌を入れない処理が初期動作で決まります
ここからは 自己責任でお願いします
昔から 仕事柄 指を切ることが多く
手洗いの回数も多く
指に傷口があるととても危ない
絆創膏は役に立ちません
それで考えたのは 瞬間接着剤
患部を綺麗にした状態で
傷口に瞬間接着剤をつけます
そして テッシュを貼ります
剥ぐと接着剤の部分だけが残ります
これで血が止まります
この動作を2~3回繰り返すと
カサブタのようになります
これで終了
傷がふさがると自然に励ますので
そのままでOKです
おすすめはしませんが 40年以上自分の体で
試しましたので 大丈夫と思いますが
緊急時だけ自己責任でお願いします
そんなことで
明日は遊漁船中止になりました
洪水 増水のあとは
波が無くても風が無くても 中止にしたほうがいいのです
なぜか
わかった人は通ですよ
川が増水すると 河原にあった木やごみなど
海に流れてきます
それが海流に乗り海を漂います
海が濁っていると尚更気が付かない
大きな木材やごみが船にぶつかると
プロペラが曲がる シャフトが曲がる 舵が曲がる折れる
給水穴にごみが詰まる
オーバーヒートする
こんなことが起こる可能性が予測できます
船は 護岸を離れれば
常に 予測予防がとても大事と考えます
遊漁船 や マイボートを 考えている人たち
船を持てば いっぱい釣れるし
いつでも海に出れる
この裏側もあることを常に考えて 船の購入を考えてくださいね
ちょっと 船長の独り言でした
0 件のコメント:
コメントを投稿