2023年7月16日日曜日

7/16 被災された皆さん お見舞い申し上げます

昨日の大雨 昨年の悪夢が思い出されます

経験した方にしかわからない恐怖

映像で見ても新聞で見ても

なぜか他人事で見てしまい

大体の人は 「大変だな」心でつぶやきます

昔から怖いものの順序ですが

「地震 雷 火事 親父」

現在はこれが

「地震 台風 大雨 火事」

こんな感じですかね

親父はもう 怖い存在ではない時代

平和なんですね 

親父が怖いというのは 一家の舵取り役

船の船長と同じ

みんなの命を預かっている存在

私の船に乗るということは

皆さんは私に命を預けるということになります

私の判断 行動で 死ぬこともあるのです

船に乗れば 皆さん平等 偉い人でも

私の言葉に従ってもらう必要があります

夜明けから お昼まで 8時間

私が常に考えていることは

安全が一番

次に楽しんでもらえているか

最後に 釣果です

釣り人のほとんどは 魚を取り込んだ時

魚から針を外しますよね

針を指でつかんで外そうとします

とても危険です

暴れる魚は急に動きます

青物 真鯛 などは 絶対に針を指でもっては

いけません

いままで船で 

指に針を刺した人 一人

先日 針で指を切って血が噴き出した人 1人

指に針を刺すと返しがあるので

引っ張っても抜けません

体は異物が入ると 筋肉が 異物を締め付けます

返しのない針でも 抜けにくくなります

まして 返しがある場合 引き抜くことは厳しい

大体は 港に引き返して 病院で 切開して取ってもらうことになります

そうなれば その日の釣りは終了

自分の不注意が 皆さんの楽しみを奪うことになります

常に 船の上は 予測予防が基本です

もし。。真鯛の口から針を指ではずしていて

真鯛が急に暴れたら 

これは予測できますよね

指で外すリスクと 

プライヤーで外すリスク

考えればわかることです

自分の思い上がりが皆さんに迷惑が掛かります

それでも 

必ず不慮の事故は起こります

前回の針が刺さった症例は

深くなかったので返しの部分が少し指に入っていましたが

ニッパで返しをつぶして

一気に針を引っ張って抜きました

簡単にはぬけませんでしたが

ブチッ 音が鳴り

何とか抜けました

この後の処理がとても大事

針などに雑菌がありますので

傷から雑菌が入ると いろいろな症状が出ます

これを防ぐには 傷口の吸出し

そのあと 船にはアルコールの手拭きが常備しているので

傷口をきれいに拭きます

アルコールは 雑菌を増殖させない効果があります

この処理が上手くいくと

痛みもそれほど出ませんが

雑菌が入ると 痛みが出て 患部が腫れて そのあと熱が出ます

傷口に雑菌を入れない処理が初期動作で決まります

ここからは 自己責任でお願いします

昔から 仕事柄 指を切ることが多く

手洗いの回数も多く

指に傷口があるととても危ない

絆創膏は役に立ちません

それで考えたのは 瞬間接着剤

患部を綺麗にした状態で

傷口に瞬間接着剤をつけます

そして テッシュを貼ります

剥ぐと接着剤の部分だけが残ります

これで血が止まります

この動作を2~3回繰り返すと

カサブタのようになります

これで終了

傷がふさがると自然に励ますので

そのままでOKです

おすすめはしませんが 40年以上自分の体で

試しましたので 大丈夫と思いますが

緊急時だけ自己責任でお願いします

そんなことで

明日は遊漁船中止になりました

洪水 増水のあとは

波が無くても風が無くても 中止にしたほうがいいのです

なぜか

わかった人は通ですよ

川が増水すると 河原にあった木やごみなど

海に流れてきます

それが海流に乗り海を漂います

海が濁っていると尚更気が付かない

大きな木材やごみが船にぶつかると

プロペラが曲がる シャフトが曲がる 舵が曲がる折れる

給水穴にごみが詰まる

オーバーヒートする

こんなことが起こる可能性が予測できます

船は 護岸を離れれば

常に 予測予防がとても大事と考えます

遊漁船 や マイボートを 考えている人たち

船を持てば いっぱい釣れるし

いつでも海に出れる

この裏側もあることを常に考えて 船の購入を考えてくださいね

ちょっと 船長の独り言でした







 

 

 

 

 

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