2024年5月26日日曜日

2024 5/26 ギリギリの出航でした

本日の乗船は

弘前市から漆沢さん 西川さん 猪俣さん

板柳町から工藤さん

平川市から森内さん

大館市から三沢さん

6人 ご乗船です

前日まで海が荒れて 明日は無理なんでないかとの連絡もあり

かなり厳しい状態

天気予報を駆使して

不安だったらキャンセルしても良いとの連絡

皆さん私を信用してくれて全員乗船となりました

朝4時出航

9時過ぎれば 風が出てくるかもしれないので

その前までに 魚をそろえてくださいとお願い

9時以降は浅場に入りますよ 水平線に白波が見えたら

すぐに浅場に入ります 



沖に出ると風は陸から吹いていますが前日の波が残っており
船に弱い人なら 一発で船酔いしそうですね
波は1.5mほどあります

ゆっくり走り前回までのポイントに走ります
風は下の表で確認ください


朝一番で 工藤さん大真鯛ヒット70cmオーバー


三沢さんも1kg超 大ウッカリカサゴ
高級魚ゲットです



西川さんも良型ウッカリカサゴ
真鯛でなくて残念でした

三沢さん絶好調大マゾイ



やっと 真鯛ですね



9時過ぎ 沖が白波になり
急いで浅場に走ります
天気予報が当たりました
しかし この移動が大正解
本カサゴ狙いで良型が次々
28cm前後が釣れます
そんななか 三沢さんに大物ヒット!
真鯛だな。。。
浅場の真鯛は深場の真鯛と違い引きますよ
なぜかというと
深場の真鯛は巻き上げてくると水圧の関係で
浮袋が膨らみます
そのため魚の動きが弱くなり
釣りやすくなります
しかし 浅場の真鯛は水圧の影響が少ないので
最後までファイトがすごいのです
三沢さんの真鯛は60cm超えですが
浅場でこの大きさは深場の70cmオーバーの引きと
変わりません 
軟弱なタックルだとトラブルが出るので
浅場で釣る場合 ライン リーダーなど
太いものが良いですよ

余談ですが
水深10mで 10立方センチ
10cm×10cm×10cmの箱に
全面1kgの水圧が掛かります
50mで魚には5kgの重さが
掛かります
これは 魚の上に5kgの重りをかけているのと同じです

魚の浮袋が水面で膨らみますよね
これは 50mの深さで空気が1ならば
水面で5倍に空気が膨らむことになります
そのため お腹にあった浮袋の逃げ場がなくて
口や肛門から出てくるのです



最後に 70cm真鯛も釣れました


本日は 真鯛はいまいちでしたが
ウッカリカサゴは大物を含めて大漁でした
今日の魚は 真鯛 大マゾイ クロソイ カナガシラ 大ホウボウ
大アイナメ 本カサゴ 
こんな感じで釣れました

波が高くなり10時半終了 寄港しました




2024年5月24日金曜日

2024 5/24 危ない天気でした

 今日は予約がありましたが

確信が持てない天気予報

やはり危ない天気でした

鰺ケ沢では珍しく霧が出ていますね

沖も風が吹いています

他の遊漁船も中止のようです


はまなす公園が見えてませんね

天気だけは神頼みしかありません

皆さん普段の行い良くしてくださいね

明日は今日より悪い予報

中止です

日曜日は かなり微妙

中止となるか 出航となるか

メンバーで決まります



2024年5月22日水曜日

2024 5/22 初乗船(祝)ビギナーズラック?

本日の乗船は

深浦町から 藤嶋さん

弘前市から福島さん

福島さんは 初乗船です

福島さんは 鰺ヶ沢沖の釣りは初めてのようです

果たして 攻略できたでしょうか。。。

朝4時出航

皆さんに 真鯛は欲しいですか?

確認します

普段は 要らないという 藤嶋さん

仲間にプレゼントするので4匹までならOKとのこと

福島さんは なんでもOKとのことで

先日から調子のよい真鯛ポイントから責めることに

波は穏やかで0.5mくらい

風は 下の表で確認




朝一番で 良型 マゾイ 
最近は 大マゾイ 大ウッカリが人気があります
根魚釣りがブームになっていますからね
カサゴが全国的に流行してきてます

仲間が船に寄ってきて
真鯛 ヒラメの値段が大安値
網の真鯛平目が 市場にとんでもないくらい上がっています
なん百箱もありそうです
平目は箱からし尻尾が出ていて
大ヒラメばかり
皆さん平目 真鯛の 大きさの値段の違いが判るでしょうか
平目も 真鯛も 大鯛 50cmから60cmが一番高い
大きくなると 値段がぐっと下がります
先日水揚げした 真鯛の浜値が 
なんと1kg400円 刺し網の物はもっと安い

1kgの真鯛といううと50cmくらい
50cmの真鯛が400円
これから箱代 氷代 手数料
300円くらい引かれます
大体 箱は3kg単位で入れますので
1kg3匹 =1200円
これから300円くらい引かれますね
手元に残るのは900円
50cmの真鯛1匹で 漁師のもうけは300円
ここから 燃料代 船の維持費が出ていくのです

お分かりだと思いますが
マグロ漁師が分かっていても
生活があるので 違法をしてしまう
こんな状態が続けば 漁師になる人は年々減ります
そうなれば 魚もいずれは食べれなくなるでしょう
皆さん そうなれば海外から輸入すればいいと考えていませんか
海外も人口増加でと地球規模の災害 温暖化で
魚が取れなくなってきているのです
自分の国で食べる魚を減らして
輸出はしません
これは農家も同じ
先日の国会で
農家の時給10円との発言が物議になっていました
本当はここまでひどくはないでしょうが
全部の平均をすれば10円
これでは 農家も漁師も生活できません
作物が取れるまで 何年もかけて
修行
漁師も同じ
朝早く起きて 天気が悪くても命がけ
これの対価が
天然真鯛50cmが300円ですよ

将来 農作物 魚介類など
一次産業の多くは減っていきます
こうなれば 自分の食べる分は自分で用意する
戦時中戦後のような時代が来るかもしれません
さすがにこの時代でも 鰺ヶ沢周辺は
魚もあったし 米 野菜 山の物
食べるには困らなかったようです
物々交換で みんなで共有したんでしょうね
これからの時代このようになるのかもしれません
一番 重要なのは
食べ物を取ることができる技術 知恵をこれからは持つことです
防波堤で魚を釣っても
生活の糧になるほどは取れません

遊漁船での魚釣りを覚えれば
たくさん釣れば 知り合いに配る
時期がこれば いろいろなものに化けますね
最高の旬の物を皆さんで共有する
食べ物さえあれば 人は生きていけますから
そんなことで
「風が吹けば桶屋が儲かる」的な話で
結論は
私の遊漁船に乗れば
これから来るであろう 食糧危機を回避できるかもしれないという話


朝一番 藤嶋さん 大マゾイゲット
 

今度は70cm真鯛
この調子でいけば クーラー満杯の時間も早いかも。。



初乗船の福島さん
まずは真鯛からゲット


今度はなんと76cm真鯛
本人曰く 鰺ヶ沢沖はポテンシャルが高いですね



福島さんダメ押しで 今季初37cmキジハタ
うらやましい!


鰺ヶ沢沖 最高!とのこと

今度は60cm平目
や~~~はまりそうです
とにかく魚種が多いとのこと

写真はあまりとりませんでしたが
皆さん結構釣りました
リリースもかなりあったので クーラーの中は少なく感じます

上の写真の真鯛で50cmくらい
マゾイが大きいのがお分かりかと思います
本日の竿ガシラは福島さん
おめでとうございます
竜宮城 状態
本日は 真鯛 ヒラメ ホウボウ ウッカリカサゴ 本カサゴ
マゾイ クロソイ  真フグ カナガシラ
キジハタ 
こんな感じで釣れました
12時前寄港しました

真鯛は釣れすぎですね 乗っ込みが終われば
いつもの状態になります
真鯛も食べていますが 産卵前ですので
美味しいですよ
産卵が終わる今月いっぱいが美味しいねらい目です
鯛狙うなら 今月いっぱいがチャンスですね




2024年5月20日月曜日

2024 5/20 大鯛 乱舞 

本日の乗船は 大鰐町から 成田さん2人
弘前市から藤田さん
3人ご乗船です
朝4時出航
海は凪で釣り日和
これで釣れれば最高の一日になりそうです
波は0.5mくらい
風は下の写真で判断してください


 
朝一番のポイントは 先日真鯛爆釣りしたポイントに走ります
ゆっくり走り 魚探で真鯛の反応を探します
私のポイントの見方はちょっと違いまして
大きい反応は探しません
以外に大きい反応には魚は多いですが
ついている魚は思ったほど大きくなくて
真鯛あたりでも50cm以下の小さいものが多いですね
メバルでも同じような反応の探し方をします

なぜにこんな探し方をするかというと
大きい反応はイワシの大群が映っていることが多く
すぐに移動してしまいます
船は シーアンカー(パラシュート)
海に落下傘を入れて船を制御しています
ポイントを線でとらえることが多く
その日の 潮の流れと風向きで
船の流れ方が違います
これが一番難しい
風だけならば風を見れば大体わかりますが
潮の流れと風が合わさると
船がどちらに流れるか見当がつきません
これが腕の見せ所
漁礁のある所なら
流れを読み切り何か所もある漁礁の上を
通過するようにしてます
そのため 朝一番はどちらに流れるか
難しいのです
漁礁の釣り線の釣り
それに対して
真鯛などは漁礁は関係ないので
大雑把にポイントを決めれますので
とても楽ちん
そのため 真鯛が散らばっている
ポイントを見つけて エンジンを切って船を流すのです

あとは エンジンをかけっぱなしで
船を立ててポイント狙い撃ちの釣り方もありますが
広範囲を釣るのには適してなくて
ポイントを何か所も探すのに適してます
そのため 知っているポイントをしか
責めることができず
違う場所で釣れていても
分からないことがあります
エンジンを8時間もかけていると
燃料もかなり使います
ほかの遊漁船のように料金を高く設定しているなら いいのでしょうが
私の船は かなり安い乗船料金ですので
燃料価格も頻繁に上がっており厳しい 
燃料代の節約
そのため皆さんにはできるだけ 多い人数で乗ってください
とお願いしています
船が大きいので皆さん思っているより
燃料の消費を大きいのです

そのほかには
魚はエンジン音で散らばります
浅場の釣りではなおさら エンジンを切って
釣るほうが良いですね
船長の仕事は
釣り人が朝一番で魚を釣れるところに連れていくことが仕事です
真鯛などは 食い気のあるポイントに行って
水深の指示を出せば
それなりの仕掛けならば
誰でも釣れます
ただ
昨日もそうでしたが
ばらしが多い
というより切られている
使っている仕掛けを聞くと
リーダー3号
せっかく大物をかけても
自分の仕掛けが切られて逃がす
なぜに細いリーダーを使うのか理解できません
メリットは仕掛けの動きが良くなるのと
流れが速いときの抵抗を減らす
これだけです
しかし 青森の魚はデカい
この軟弱な仕掛けでやり取りするメリットが感じられません
本当はお知らせしたくありませんが
私の仕掛け回りです
リーダーは下の三個
でDUELのカーボナイロン
500m巻き アマゾンで700円ほどで買えます
一度買うと何年も使えますね
リーダーもだんだん老けてくると
仕掛けが白くなるのと
日光で劣化が進みます
高いナイロンを長く使うよりは
安いナイロンを頻繁に取り換えたほうが
切れにくいですね
透明感が無くなると
魚にも見えるようで
漁師の刺し網でも
古い網と新しい網では
魚の掛かり方が違うようです
多分 網が魚に見えているんだろうとの話

浅場のカサゴなどは4号 2m 根掛かりしたときにリーダーから
切れるようにしています PEは8X 1.2号ですね
1号では細い 1.5号では太い
今のところ道糸はこれが一番使いやすい

真鯛なとは リーダー5号 5m
青物が多いときは6号以上のナイロン5m

針は ジグも オバルカブラ タイカブラなど
すべて伊勢尼14号NSBを昔から気に入った人から
ネットで大量買いしてます
ハリスは これもすべての仕掛け同じ
下のPEライン10号で巻いてます
これらの仕掛けで 針を伸ばされたこともないし
切られたこともありません
私の場合 人より大量に仕掛けを使うので
安く丈夫なものを選ぶようにしてますね


そんなことで

最近の仕掛けの針は小さくなってます
針自体は丈夫ですが
個人的には こんな小さい針のメリットが感じられません
小針は 小さい鯛を狙うのならいいでしょうが
大きな真鯛60cm以上
10号ほどの小針では
口の皮にかかっているだけで
よほど良いところにかからなければ
ばらします
メーカーは 小針にすると
魚がタイラバを口に入れたときに
針を感じないとかの発想だと思います
魚も50cm以下の真鯛で喜んでいるような
地域で開発されたものを販売しているのでしょう
小針にすると 強引に巻き上げると
皮一枚でかかっていると
皮が裂けます
そうなれば やわらかい竿が必要
ドラグの効きが良い リールが必要になります

針を小さくしただけで
竿が売れて その竿に合わせた リールが売れます
ラインを細くしたほうが良いといえば
やはり タックルもそれに合わせたものを買うことになります

メーカー指定は 基本は0.8号の8XのPEライン
リーダーがフロロの3号
こんな感じでしょうか

鰺ヶ沢の沖の魚を相手にするにはリスクが大きすぎます
こんな仕掛けで船に乗るのは
以外に初心者に近い人たち
経験が無いので 情報をうのみにしている
メーカーの戦略ですね

私の釣り漁師仲間は
私と同じ ナイロンの7号を巻いてます
針も15号

真鯛だけでも朝の5時間くらいで
かなりの真鯛を釣ってきます
プロがこんな仕掛けで釣るのには
理由があるのです
毎日沖に出て 何10Kg
も釣るのには トラブルがなく
少しの傷でも大物が取れる仕掛け
ラインが太くてもこれfだけの数を釣ってくる
針が大きくても これだけ釣れている

船で大物をかけて ラインが切られた
針が伸ばされた

結局は仕掛けのロス
心のロス
丈夫が一番

「切られるくらいなら釣れないほうがいい」

朝一番から入れ食いが始まり
たも網が間に合わない
数は4本くらい置いているので

皆さんに
自分で網入れしてください

大物を釣った藤田さん


50cm真鯛
小さいね。。



成田さんも大物


また 釣れだ===~~~



成田さんも大物ヒット!


7時前には 皆さんクーラー満杯
もう真鯛要らないよ~~~~~
船に乗ったときは 真鯛狙いだと。。
釣らせてあげると 
もう 要らない だと。。。。。
クーラーの隙間に入る根魚が良いな~~~

そんなわがまま言うと 帰るよ!~~~
和気あいあい ストレス発散

写真が少ないのは 釣れすぎて写す暇がないからです
下のサイズ感で皆さん釣れました
マゾイもウッカリカサゴも結構大きいですが
真鯛が大きすぎて小さく感じます


藤田さんのクーラーの中身

12時前に終了

寄港しました

来月また来るそうです


2024年5月15日水曜日

2024 5/15 クーラー満杯 釣れすぎ9時終了


本日の乗船は
秋田から 藤島さん親子
北秋田市で お父さんは 「威風DoDo」居酒屋を営んでいます
すぐ近くで 息子さんは「翔ちゃん」居酒屋をしていますよ
店で使う魚が欲しいということで
店2件分の魚を大量ゲットしたいとのこと
かなり 気合が入ります
メインは 根魚
やはり店で使うのには
真鯛よりは根魚が良いみたいです
日持ちもするのと 真鯛 青物は
どこでも使っているので
差別化もあるみたいです
どちらの店も 人気店で いつも予約が一杯
やはり 自分で釣って
釣った魚をすぐ
店で使えるように活き締め 氷詰め
一連の操作ができて
店で最高の状態で お客さんに提供できる
お客さんも分かっているようで
混んでいる店は
何かが違うのです




朝4時出航です
今日の天気は凪の予報です
これで釣れれば最高
波は0.5mほど
根魚狙いですので いつもの漁礁に向かいます




朝一発目は 良型のウッカリカサゴ
最近はこの魚が人気があります
浜値も高く
真鯛平目の4倍近くの取引値段になっています




そのうち
漁礁から船が外れて
中層に 反応が出始めました
ここから 怒涛の真鯛ラッシュが始まります



親子で 高級食材ゲット
秋田の内陸部でこんな魚が食べれるのもすごいことなんですよ



真鯛も店で使うとのことで
ならば。。本気で釣りましょうか
サイズもほとんど60cm以上
50cmクラス以下は1匹だけ
小さいのは強引に巻き上げていましたね



今日は 大マゾイの活性も良くて
40cm前後の物も結構上がりました

二人ヒットは頻繁で
60cm真鯛は小さく見えますね


お父さんが巨大真鯛
80cm
綺麗な子持ちメスの真鯛です
これなら何とか美味しいと思いますよ





真鯛の仕掛けにブリヒット!
タックルが真鯛用でしたので
まったく上がってこない
20分くらいは格闘したと思います
何とか網に入り
かなり上質なブリですね
これは何とか美味しいと思います
ラインで連絡があり
かなり良いブリだそうです
店でお客さんに出すそうです



とにかく入れ食い状態が続いて
100リットルクーラー
満杯でこれ以上 入らないとのことで
9時で終了してくださいとのこと。。
終了しました







5時間で入れ食いすると
こんな感じになります
船長としては
大漁 早上りは 大歓迎
これから遊漁に乗る人は
大きいクーラーは必須です
タックルも 軟弱なものは大変ですので
ラインも丈夫なもの
針も伸ばされるので 安物針は強いものに
リールは安物ベイトリールのダブルハンドルは
巻けません



「ご注意」
 
救命胴衣は Aタイプ 桜マーク付きの物でないと
船には乗れません

こちらでも気をつけていますが
見分けがつかないものも多く
申告のみの確認です

陸釣りで使うようなライフジャケットは
査察があると 罰金が科せられますの
何十万も請求 指導で何回も青森に行かないといけません
罰金は違反した人から支払いしてもらいます
よろしくお願いします
サクラマーク付きの胴衣は船に備え付けていますのでご利用ください








 

2024年5月11日土曜日

2024 5/11 遊漁船の出航判断

遊漁船の船長が一番頭を悩ませること。。。

出航判断ですね
今日は中止になりました
そして 明日も 中止にしました

皆さんは何を基準ににして
出航判断をしているのか気になると思います
すべてではありませんが
私がいつも判断基準にしているサイトを
お知らせします

一番 あてになる天気予報

明日の天気予報ですが これだけ見れば

最高の釣り日和
 

しかし海の天気予報を見ると

波がかなり高い

鰺ヶ沢の場合 陸から吹く風と沖から吹く風では

波の高さも全く違います

西がつく風向きは波が高くなります

逆に 東や南がつくときは 陸から吹きますので

出航できることもあります

ここまでの天気予報では 明日はギリギリ出航可能と判断します


次に波浪予想
上の図を見ると明日の6時の予想
これを判断すると 沖合でかなりの風 波があります
出航基準としては
鰺ヶ沢沖 北金ヶ沢沖の色が1m以下の
濃い青と黒の表示であれば
波も1m以下ですので
何とかなります
ただし 
遊漁船は 4時から12時までですので
最低でも10時ころまでこの色が維持できれば
出航を考えますが
早い時間で 波の強い色に変化すれば
出航不可と考えます


次に天気図を見ます
高気圧は 時計回りに風が吹きます
低気圧は反時計回りに風が吹きます
等圧線の間隔が狭ければ
高低差がありますので
風が強く吹きます
分かりにくいと思いますので
軽くお知らせします
高気圧が1032 低気圧が994
これを山の高さで考えてください
1032mの山の頂上から994mの平地にボールを転がすと
勢いよく下にボールが転がります
これが風の強さと考えてください
風の向きは等圧線と平行に風が吹きます
天気図を見ると
鰺ヶ沢の沖は
南西の風が吹くことがわかります
等圧線の間隔が狭いということは
山の高低差が急斜面です
これらを判断すると
南西の強い風が吹くことが予想されます


この図はWINDYの予報です
上は12日の7時の波の予報
西の波が1.3mとあります
実際は 1.3mの波は上下で2.6mの高さになります
部屋の天井までが2.5mほどですから
この高さの波が起こるということです
結構な波の高さ
私の判断は 西ならば波が1m以内
南東 東ならば 1.5m以内で出航可能と判断してます



上の図は12日の風の予報です
これを見ると
南西の風5m
風の強さの半分が波の高さになります
ただ地形で山があったりすれば 弱まります






上の図は保安庁が出している
現在の風の強さ
今日の8時の風の強さ
艫作で13m吹いてますね
南向きの風なので
鰺ヶ沢は白神山地と岩木山が屏風になり
風裏になるので 町は風をそれほど感じませんが
沖に出るとこれらの風がまともに吹くので
危険な天気です

上の図は 長期の天気図
これを見ると1週間の天気の予想ができます

そして今回の重要事項
先日 太陽で大爆発が起こりました
爆発時にいろいろな電波が地球上に到達します
分かりやすいのは
テレビが乱れる ラジオの音が乱れる
スマホがつながらない
GPSの位置情報がずれる
場所によって日本でもオーロラが見れる
人間の脳にも影響があるかもしれません

船はGPSが無ければ釣りになりません
非常時に スマホがつながらなければ 
大変なことになります



遊漁船の出航の合否を
これだけの情報量を駆使して
判断しています
皆さんの命を預かっているのですから
自分の判断に自信がないときは 出航してません
絶対 安全に帰ってこれると 判断した時だけ
出航しています
釣れる釣れないは 二の次
これが遊漁船の船長
博打で沖には出ません

そんなことで 今日 明日は 中止にしました
納得していただいたでしょうか

船で いつもいうことは
釣れる釣れない 出航できる出来ないは
普段の行いと 運ですよ
話しています
見えないことは神頼みこれが正解です