今年の解禁日は2年続けても悪条件を乗り越えて
最高の川の条件でした
しかし 落とし穴が。。。
前日川見をしました
苔の状態は良い 食み後もある
鮎はいっぱいいますよ
下流から上流まで一通りみて
明日はどこに入るか 何か所か決めます
解禁びはまず 場所 朝の4時から川には釣り人が入りますから
良い場所を取られると
その日の釣果はないと思わなければなりません
赤石川は激戦な釣り場で
個人的には今年は100匹出来るかな そんなことも
考えていましたが
橋の上から鮎を見るのですが
昨年の下見では大きい鮎がたくさん見えていたんです
そして 解禁日前日の大雨で 大増水
鮎たちが流されてしまいました
今年は雨も降らなさそう
しかし 何かが違う勘が
鮎釣り歴55年の私の勘が違うと反応します
しかし川の状態から
大丈夫だろう 自分の都合の良いほうに考えました
結果的に勘が当たりました
違和感の恐ろしさ
それは何か。。鮎が見えていなかったのです
見えないということは 小さすぎるから橋の上から
確認できない
鮎は小さくても苔は食べますから
石が磨かれて
鮎がいることは確認できるのですが
これと 釣れるアユがいるのとは話が別です
縄張りができていない
鮎は自分のえさ場の石を1平方メートルほど
持つといわれています
一日中石に生えた苔を食むのです
自分のえさ場に入ってくる 別の鮎を追い払います
囮の鮎に針をつけて
縄張りに鮎を送り込むと
追い払うために 体当たりしてきます
鮎は相手の肛門付近を狙ってぶつかるようです
囮鮎の肛門付近に掛け針をぶら下げておけば
野鮎がひっかかります
これが鮎の友釣りの理論です
小さい鮎は縄張りを持っていないので
鮎を追いません
鮎が居ても掛からない
私も船釣りが二日連荘でしたので
体がもたないので いつもより1時間遅く川に行くと
4時半到着
なんとめぼしいポイントには もう人が立っている
それでも何とか 得意ポイントが開いていたので
ここで釣ることに
囮鮎が無いのでルアーで取ります
いつもなら30分以内でほとんど釣れるのですが
一向に釣れません
そのうち違うポイントで釣っていた人たちも 早々に移動を
始めています
釣れてないのでしょう
朝一番で釣れるのは縄張りを持っている大きい鮎
これらが居ないポイントはいつまで粘っても釣れない
朝の水温が低いので弱い鮎は縄張り争いをしません
決行粘りましたが
2時間後あきらめて 囮鮎を買いに行きました
1匹600円 2匹買いました
入漁券は一日券800円 現場買い1000円
私は1年券を買っているので6000円
8回行けば元が取れます
囮鮎もしものことを 考えて2匹買うのが普通です
一匹目で釣れないうちに 弱ってしまった
間違って逃がしてしまった
こんなことがあるので2匹が基本です
始めて鮎釣りを始める人は
2000円必要と考えてください
囮を買いに行くと めずらしいね~~
囮鮎買うこともあるんですか?
店主が言いますよ
ほとんどルアーで取るので買うことはないですからね
しかし 今日は全く釣れないですよ
鮎を買ってポイントを探します
そして囮店の少し下の部落の田んぼの真ん中に
獣が走っている
しかし熊には見えない すごいスピードで
田んぼのあぜ道を部落の民家のほうに走っています
馬?
此処には馬は居ない
イノシシ 違う ニホンジカ 違う
残るは。。カモシカ
たまにいるんですよ
熊でなく良かったです
下流に向かうとどこも人でいっぱい
良さげなポイントはすべて釣り人が居ます
仕方ないので下流に向かうといつもは人がいるポイントに誰もいません
解禁日ですから 釣れないから居ないというのではなさそう
ここでやりましょう
釣り開始しますが 本物でも釣れない
しかし川を見ると 石の色は良いし
魚は居るはず しかし縄張りを持っていない
そのうち何か所か攻めていると
偶然 掛かりましたよ
もしかして 解禁日はほとんどやらない
夏場のポイントを攻めると
なんと 釣れだしました
しかし 全体的に小さすぎる
この大きさは縄張りを持つ限界の大きさでね
鮎が小さすぎて釣れなかった
ポイントがわかってから似たようなポイントを攻めると
次々釣れます
しかし 小さい
縄張りが少ないですから
釣りきると場所移動
こんなことを繰り返して
何とかこれだけ釣りました
2匹養殖 鮎が入ってます
夜 鮎の塩焼に 養殖鮎を混ぜて
食卓に出しました
妻はやはり鮎は美味しいとパクパク
そのうち 表情が変わります
この鮎おかしいよ
鰯の塩焼の味がする
。。わかった
分かりますよ
私は 囮鮎を買わないので
妻は 養殖鮎を食べたことが無いのです
内臓を見ても天然アユは苔を食べているので
黒いですが
養殖は配合餌を食べているので白い内臓に油がついています
祭りで 鮎の塩焼が飛ぶように売れるそうです
しかし 赤石川の天然鮎ではありません
本物を使うのにも手に入らないのです
赤石川では網漁ができません
やっていいのは 毛バリ釣りと友釣りだけです
そのため 釣り師しか鮎を取れません
大人数の人たちに本物を食べてもらいたくても
手に入らないのです
そのため お金を出しても天然鮎は売っていないので
ほとんどの人は天然鮎を食べたことが無いと思いますね
祭りの鮎を食べて 鮎は美味しいねと。。と言っているあなた
それは養殖鮎ですよ
なんちゃってグルメは恥ずかしいのでやめましょう
天然は苦みと旨味があり
鰯の塩焼のような味はしませんから
一度機会があったら 本物を食べてもらいたいですね
せっかく 鰺ヶ沢に遊びに来て
赤石川を見て 養殖鮎を食べるのはかわいそうです
高くてもいいから一度天然鮎を食べてもらいたいですね
観光は儲けるのも大事ですが
嘘の観光はすたれます
高くても本物の提供を続けていれば
SNSの拡散で広がります
観光をを目玉にするのなら
付焼刃的な考えは後々人がリピートしません
一度は騙せても 本物を食べると
二度と偽物は食べません
私はこれが観光の原点と考えます
さすがに 遊漁船二日と 鮎釣りは限界で
12時終了しました 川の中に立つのも
流れの中で立ちますので結構体力が要ります
赤石川の天然金鮎は絶品ですよ
一度は本物を食べてもらいたいですね