2019年10月8日火曜日

10/7 漁船 調査釣行


先日の台風後の調査釣行ですよ

海が荒れると以前まで釣れたポイントが変わります
遊漁船をやっていると お客様を釣れるポイントに連れて行くのが仕事
出航してからポイントを探していては 朝一のベストタイムを逃がしてしまいます
お客様は釣れなくても こんな時もありますよ・・・やさしいですが
この言葉は船長の心に突き刺さります
釣れない時が何回も続くと お客さんが離れてしまいます

常に心がけているのは
本命が釣れなくても これなら確実に釣れる
私にとっての心の支え
「カサゴ様」
お土産を確実に渡せる魚
サイズはそれほど大きくないので
引き味ははっきり言って・・ありません
しかし 釣り人が魅了されるには わけがあります
腕の差がはっきり現れます
まぐれは存在しません
数多く釣るには カサゴにあった タックルが必要になります
タックルが合っていなければ
恐ろしいことが起きますね

ここ青森県 西海岸で行われている船釣りは
大きく分けて
真鯛釣り
青物釣り
深海釣り
マグロ釣り

こんな感じです

この中で 人気があり釣り人口が多いのは 真鯛釣り
現在の真鯛釣りは タイラバ・ 一つテンヤ ・ ジギング ・餌釣り
この4種類の釣り方で攻めます

この中で多いのがタイラバ
この釣り方は 船長が反応を探して そのポイントを 流す 立てる
これらの方法で釣りますね

海底の根は関係なく 砂地でも釣れます

そのため 海底の根掛かりは関係なく
タイラバをゆっくり巻いてくるだけ 
極端に言えば電動リールでゆっくりまいてくれば
釣れるのも事実です

しかし カサゴ釣りは
海底の岩礁の穴に潜んでいるカサゴを穴から引き出して
食わせる釣りです

カサゴは穴から飛び出しても1m四方
これから外れると穴に戻ります

そのため まずは穴から引き出すための仕掛けのアクション
仕掛けが落下してくる時に食わせる 落下速度の遅いものが必要になります
しかし 遅ければ食うわけではありません
落下時の仕掛けの動きが鍵を握ります

カサゴが穴から飛び出して 食いつく 
合わせる
ヒット!

これだけです
しかし ロッドが合わないと 穴に入られてしまいます
穴に入るとカサゴは すべての棘を立てて穴にしがみつきます
こうなれば 穴からは出てきません
ラインが切れて終わり

魚の引き味は引くこともなく 重いだけ
こんな魚です

半日近く ロッドを振るので ロッドの条件は
軽いもの 長さも短いもの 
細身のロッドで 竿先の反応が良く 胴の腰が強いもの

何故か・・・

当たりは小さくシビアな反応がでます
これを捕らえる感度の良い竿先
ヒット時の穴から離す力のある 腰のある胴

こんな竿が求められます

リールのお勧めは 左手巻きの小型べートリール
海底の起伏は常時変わります
常に底を捉えていなければなりません
そのため ワンプッシュでラインが出るリールが必要です

利き手でロッドを持つほうが 微妙なアクションと合わせが出来るので
リールは利き手の逆のハンドルが理想です





明け方 寒くなりました 今日は10度ほど
5時過ぎ出航

南東の風がやや強いですが釣り日和

先日のポイントから攻めて見ますが
一向に食いません

シケ後の兆候です
これがあるから 頻繁にポイント探しをしなければいけないのです

カサゴは 潮周り 水温でポイントが変わります
魚は居るはずですが
食いが立つポイントがあるのです

移動してめぼしいポイントを探しますが 
一向に食いません

普段やらないポイントに移動
ここは 小ぶりながら 食いがあります
何とか数を稼ぎます

ポイントもわかったので
早いですが 10時終了しました










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