本日の乗船は 弘前市から 福島さん 初乗船の仲原さん
大館市から 初乗船の本間さん
3人乗船です
朝4時出航 沖に出ると うねりが強い
千畳敷の風力発電の風車が勢いよく回っています
深浦方向から南風が強く吹いている
こんな時は鰺ヶ沢沖は風裏になるので
風は吹きませんが 波の余波がうねりになって鰺ヶ沢沖に押し寄せます
こんな時は水平線を頻繁に見ていないといけません
西風に変わるとすぐに大波になります
水平線がギザギザに見えたり 白く見えたりしたら
すぐに漁港近くに帰ることが大事
10分もあれば大波になります
船が大きくても 白波とウネリの波には
とても危ないのです
海になれない人は今いる場所が穏やかだから
もっと沖に行こう
これが大きな間違い
あの大きな風車が回るということは
上空はかなり強い風が吹いているということ
私は 七里長浜の風車や 鰺ヶ沢の町内の上の風車
千畳敷の上の風車を頻繁に見ています
風車を見れば 風向きと強さの判断ができますから
ウネリがあるということは どこかで波が強いということ
風向きが変わればすぐに大波になります
なぜにここまで気にするかというと
私は漁師なので 冬場も沖に出ます
冬の海は今の時期と違い
毎日のように大波 強風 大ウネリの中で
漁をします
天気の判断が間違えば 命にかかわります
漁師の天気の判断は 天気予報だけでは
海の判断ができないのです
ミニボートで釣りをしている人も多いでしょう
2馬力で沖に出て急激に天気が変われば
まず助からないでしょう
天気が悪くなれば 助けるほうも沖には行けません
鰺ヶ沢沖でも たまにかなり沖までミニボートで来ている人も
いますが漁港から4km以上離れています
ミニボートのスピードは時速10km以下がほとんどでしょう
4km離れた場所から
突風 大波になれば
スピードは時速2~3kmくらいまで下げなければ走れません
そうなれば すぐに逃げても1時間くらいかかる計算
この間に大荒れになれば
考えればわかりますよね
ミニボートは楽しいですよ
私も 昔 ミニボートのレンタルをしていましたから
ミニボートでの釣りは 大きい船がいる場所に行くことではなくて
船の発着場所からの距離
離れていても 陸からの距離が1kmいないで
釣ることをお勧めしています
これがミニボートの楽しみ方です
15分以内で陸に帰れる距離を保つポイントで釣る
大きな船が来ない場所で釣ること
船が大きい糸小さい船は見えません
気持ち程度の旗を立てている人がいますが
まったく見えません
船がミニボートのほうに走ってきたら
見えていないと考えてください
最低でも高さ3m 旗の大きさ60cm×50cmくらいの赤かオレンジ
これが最低ラインの旗の基準です
ミニボートの人は一度大きな船に乗ってみればわかります
いかにミニボートが見えていないかわかります
「大きな船が来ない 浅いポイントで釣る」
ミニボートの楽しみ方です
大きな船がミニボートにぶつかれば
間違いなく大きなほうは傷がつくくらいで済みますが
ミニボートのほうは大事故になると思います
心にとめておいてください
「ミニボートは 大きな船からは見えていません」
ぶつけられたら 間違いなく死にます
ウネリが強いですが 風はないので
いつもの漁礁に向かいますが
風がない分 シーアンカーがききません
ウネリが船に平行に来るので
船は大揺れ
釣りにならないので
浅場のうねりの弱い場所に移動
11時過ぎ 水平線が白くなり強風が吹きそうでしたので終了
今週末は かなり厳しい天気ですね
中止の可能性が高いですね
海の色が 黒か濃紺が出航の目安です
0 件のコメント:
コメントを投稿