明日の遊漁船 残念ですが中止にしました
下の画像でわかるともいますが
早い時間から大雨
多分 予報より早い時間から雨が降るでしょう
本来ならば 雨は出航です
明日は風もなく凪の予報
普通なら出航しますが
前回 出航した時 走っていると 船に大きな衝撃
すぐに停止
船のスクリューに大きな漁網が絡んでいました
漁船の多くはスクリューや舵の点検ハッチがあります
そこから網を外しますが
なかなか外れません
網を切るときナイフで切ればいいと思いませんか
実はナイフでは切れません
一番いいのは のこぎり鎌
船に何本か積んでいます
あとは ダイソーのはさみ
これは優れものです
太いロープも切れます
刃が曲がっている大きなハサミです
この二つがあれば漁網もロープも何とか
切ることができますね
何とか外して
難なく寄港できました
運が良いと思います
しかし 点検口がない船なら
どうなるでしょう
外せませんから 漂流 スマホが届く範囲なら
仲間に連絡か海上保安庁に連絡
これで見つけてもらえれば何とかなりますが
見つけられないとなると
死を覚悟しなければなりません
今回の中止の判断基準は
雨で視界が悪くなる
海には海流があり
秋田 山形の洪水で川が氾濫
そうなれば海に大量のごみや木材が流れます
下の画像は 海流図です
輪島から鰺ヶ沢沖まで一週間で流れ物が到達します
山形ならば3日ほどで流れてきます
明日で3日ほどですので
青森県西海岸 に流れてきている可能性が高い
見えているゴミなら回避できますが
見えないゴミにぶつかるとどうなるでしょうか
昨日からの大雨で海も茶色に濁っています
とても明日の出航はリスクがあると判断しました
船に木材がぶつかるとどうなるか
スクリューにぶつかるとどうなるのか
すべてにおいて命にかかわります
お金より命の優先
「予測予防」
船が無事なら また沖に出れます
命があればまた釣りができます
遊漁船で一番のジレンマ
お金が目の前でちらつきます
これが一番恐ろしい
そのほかには お客さんが
根拠のない天気予報で 勢いで大丈夫という人たちがいます
運が良ければOKという考え方
やはり船長は き然とした考えで判断基準を
明確にしないと 命を守れません
海で遊ぶにしても山も川も知らなければいけません
すべて人間の血管のようにつながっているのですから
下の画像が海流図です
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