2024年7月26日金曜日

2024 7/26 遊漁船出航判断

明日の遊漁船 残念ですが中止にしました

下の画像でわかるともいますが

早い時間から大雨

多分 予報より早い時間から雨が降るでしょう

本来ならば 雨は出航です

明日は風もなく凪の予報

普通なら出航しますが

前回 出航した時 走っていると 船に大きな衝撃

すぐに停止

船のスクリューに大きな漁網が絡んでいました

漁船の多くはスクリューや舵の点検ハッチがあります

そこから網を外しますが

なかなか外れません

網を切るときナイフで切ればいいと思いませんか

実はナイフでは切れません

一番いいのは のこぎり鎌

船に何本か積んでいます

あとは ダイソーのはさみ

これは優れものです

太いロープも切れます

刃が曲がっている大きなハサミです

この二つがあれば漁網もロープも何とか

切ることができますね

何とか外して

難なく寄港できました

運が良いと思います

しかし 点検口がない船なら

どうなるでしょう

外せませんから 漂流 スマホが届く範囲なら

仲間に連絡か海上保安庁に連絡

これで見つけてもらえれば何とかなりますが

見つけられないとなると

死を覚悟しなければなりません

今回の中止の判断基準は

雨で視界が悪くなる

海には海流があり

秋田 山形の洪水で川が氾濫

そうなれば海に大量のごみや木材が流れます

下の画像は 海流図です

輪島から鰺ヶ沢沖まで一週間で流れ物が到達します

山形ならば3日ほどで流れてきます

明日で3日ほどですので

青森県西海岸 に流れてきている可能性が高い

見えているゴミなら回避できますが

見えないゴミにぶつかるとどうなるでしょうか

昨日からの大雨で海も茶色に濁っています

とても明日の出航はリスクがあると判断しました
船に木材がぶつかるとどうなるか
スクリューにぶつかるとどうなるのか
すべてにおいて命にかかわります
お金より命の優先
「予測予防」
船が無事なら また沖に出れます
命があればまた釣りができます

遊漁船で一番のジレンマ
お金が目の前でちらつきます
これが一番恐ろしい

そのほかには お客さんが
根拠のない天気予報で 勢いで大丈夫という人たちがいます
運が良ければOKという考え方
やはり船長は き然とした考えで判断基準を
明確にしないと 命を守れません
海で遊ぶにしても山も川も知らなければいけません
すべて人間の血管のようにつながっているのですから



下の画像が海流図です


2024年7月25日木曜日

2024 7/25 赤石川鮎釣り

天気が悪くなる予報
前回の鮎釣り
苔のない状態での鮎食べたら 
なんと赤石の鮎の味がしない
養殖の鮎の味
まずくはないが 美味くも感じない
前回から日にちが経っていますので
川にも苔が付き
美味しい鮎になっているはず

2日前に猿賀神社にお参りに行ってきて
船の安全と大漁の祈願
これで鮎釣りも大丈夫なはず

川の状態は良いはず

ただ いつものように鮎がどこにでも居ない

居場所がわからない

とにかく行かないとわからない

予報は11時ころから大雨になる

珍しく朝の8時から川に入りました

勝負は11時まで これを過ぎると

大雨になり一気に増水の可能性がある

川で囮ルアーでやりますがまったく釣れません

周りにも釣り人がかなりいますが

誰も釣れてません

1時間ほどやりましたが

掛かる気配がない

こんな時は歩く

あまりやりたくないのですが

流れの早い深場のポイントに鮎を入れると

すぐに18cm鮎がヒット

今日のポイントはここか

ここから入れ掛かり状態

周りの釣り人が釣れていない状態で

釣るのは気持ちが良いですね

ある程度このポイントも釣りきると

サイズも小さくなり

雨も降りだしました

雷も怖いので

12時過ぎ終了

実質3時間で20匹

時速7匹ほど

今日の状態でなら上出来

 


 大きいものは冷凍して
小ぶりなものを2人で4匹ずつ食べました
いつもの赤石川の鮎の味でした
美味いと言いながら
完食
鮎は苔で決まります
鮎ならどこでも同じと思わないでください
全国利き鮎大会で3度準グランプリに
輝いている金鮎 高級品ですよ

家に帰ると大雨
川も4時ころから一気に1mほど増水
海も川も判断を間違えると命にかかわりますね


2024年7月24日水曜日

7/24  鰺ヶ沢大洪水から2年

 今年の正月にも 県病の場所について書きました

最近 メディアでも連日騒いでいます

どれを見ても 政治や商工が絡んでいて

災害時の医療のことは後回し

青森市は大きい災害を近年経験していないので

自分の都合の良いように考えているのかもしれません

鰺ヶ沢町でも 2年前の8月上旬 64年ぶりに

駅前の一帯が浸水しました

鰺ヶ沢町でも洪水でインフラが麻痺しました

 浸水した地域は もともと湿地帯

そこに 町を作ったのです

現在の津軽鰺ヶ沢病院の場所も浸水しましたが

高さがあったのでそれほど被害はなかったと聞いています

しかし住宅地は1m以上の浸水になり

皆さん家から出ることもできず

2階に避難 水が引くのを待ったようです

昔から 地名を見ると その地域がどんな場所であったのか

見当がつきます

病院の場所の地名は 「蒲生」

私たちが小学生の頃は中村川の三日月湖があり

ガマの穂が生えていました

鰺ヶ沢の中央病院はもともと駅前に立っており

現在のショッピング パルの場所です

そこから移転するにあたり

駅に近く 広い場所が必要となり

三日月湖を埋め立てて現在の病院が立ちました

災害で けが人などはなかったので

医療的には助かったのですが

人口が多い地域で広域で鰺ヶ沢と同じようになれば

想像するだけでぞっとします

旧の鰺ヶ沢町の被害は全くなく

我が家も中村川の氾濫のことは古老から聞いていたので

現在の場所を購入して家を建てました

昭和33年8月10日頃 66年前


赤い場所が大きく浸水した場所

黄色は軽く浸水

我が家は

写真のように

まったく影響はなかったです





これらは 経験した人しかわかりません

異常気象の今 昔から洪水になったことはない

年寄りが話しますが

これらの話は現在の気候にあてはまりません

もし 青森市で堤川が決壊したら 駒込川が決壊したら

青森市内の低い場所が上の写真のようになります

広域でこのようになったら

どうなるのでしょうか

病院に救急車がたどり着けるのか

病院で働くスタッフが 病院に行くことができるでしょうか

民間の病院が 県病の役割ができるでしょうか

民間は赤字になるような医療はしません

県病は最後の砦

そこが機能しなくなったら

間違いなく 弘前大学医学部付属病院に殺到します

しかし 医療のスタッフも減り続いており

青森市の病人まで手が回らないでしょう

洪水に強い場所に建てていれば

良かったのに。。。後の祭り

医療は人の命を助けることです

大災害が起きても 青森県民の命を守るのは

県病の役割です

いかなる災害が起きても機能する

場所に建てるべきであり

スタッフも病院に駆けつけることができる交通網が必要なのです

皆さんは 病院ができれば 

治療を受けれると思っていませんか

現在 看護師の養成学校でも 定員割れが起きているようです

それだけ スタッフになる人が減っている状態で

毎日 大渋滞の道路を通勤する医療スタッフがいるでしょうか

箱モノを作れば 医療が受けられる

そんな時代ではありません

県病と市立病院が合併

スタッフがいないのです

そのため スタッフを集約して

病院の機能を維持することを狙っているのです

弘前市でも市立病院を国立病院と合併しました

そのくらい医療はひっ迫しているのです

そのことを考えないで

皆さん 場所が良ければ商売になるとか

政治とか商工とか

論点がずれているような気がします

一番大事なことは 

この先 青森県民の命を守る病院を維持すること

 働く人が働きたくなるような

病院を作ることが 大事なのです

私は 鰺ヶ沢町の津軽の人間ですので

非常時は 弘大病院にお世話になるでしょう

そのため津軽の人たちは

県病問題をあまり関心を持っていないのが現状です

津波のハザードマップは緊急性が無いので

青森市は今まで洪水になったことがないから

これからも大丈夫と根拠のない

自分の都合でものを考えるのはやめたほうが良いかもしれません

緊急性があるのは 市内を流れる大きい河川

線状降水帯が八甲田山の上に居座れば

かなり危ない状態になります 自分の場所は大丈夫。。

災害は平等です 備えることが最大の予防です


浸水マップがありましたので

参考にしてください


赤い×印が川の決壊場所です




地図を見れば どこが適地かわかると思います

ちなみに 弘前市のハザードマップ


岩木川が氾濫しても さすが城下町

弘前城 弘前大学 附属病院 お寺

商業 製造が守られるようになっていますね

犠牲になるのは田んぼなどの農業地帯

これを参考にして

考えてもらえれば ありがたいです

経験者からの提言でした


2024年7月17日水曜日

2024 7/17 遊漁船

本日の乗船は 大館市から三沢さん 北秋田市から 佐藤さん

急遽 出航になりました

朝 4時沖に出ます

波は穏やか

釣り日和ですね

狙いは先日から釣れ始めた アマダイ

釣れたらいいね そんな感じ 



ポイント到着早々
大きい真鯛がヒット!
皆さん 次々釣り上げます
狙いはアマダイとレンコ鯛ですので
写真は後回し
しかし
さすがアマダイ なかなか釣れてくれません

そんな中 佐藤さん「なんか釣れてるぞ」
なんと
アマダイではありませんか
本人大騒ぎ
これを見ていた 三沢さん
闘志爆発
しかし アマダイは腕だけでも釣れないし 運だけでも釣れないし
難しい

まして 50cmクラスとなると普段の行いが一番大事ですね




真鯛が釣れても それほど嬉しそうでありませんね 三沢さん。。。
狙いは アマダイですから。。。



レンコ鯛も何匹か釣れて 本当にきれいな魚です

チダイも 大きめのサイズが 時折釣れてきますね

 


佐藤さん絶好調で
この海は俺のためにある!
そんな感じでした
大きめのレンコ鯛にウットリ
アマダイも綺麗ですが レンコ鯛も綺麗な魚です

活き締めをして バケツに魚を入れると 面白いことに気が付きました

真鯛 チダイはバケツに入れると浮くんですが

レンコ鯛は沈むんです アイナメも沈みますよね

浮袋がない魚 

浮かない魚なんですね

深場も 釣れなくなったので

浅場に本カサゴを釣りに行きましょう

最近 本カサゴの姿揚げが人気があります

美味いですよ

それなりに釣って

11時30分 終了しました

写真はありませんが

真鯛はまずまずの大きさが結構釣れてます

真鯛も味が良くなってきたので

うれしい限りですね


先日の鯛四種

熟成も終わり 食べますよ

上から50CMアマダイ

下の左 真鯛 真ん中 レンコ鯛 右 チダイ

鯛の味比べ楽しみですね


 

2024年7月15日月曜日

2024 7/15 アマダイ シーズン突入!

 本日の乗船は 弘前市から 西川さん 奈良さん

大鰐町から成田さん2人

つがる市から小笠原さん

平川市から森内さん

6人で出航です

朝4時沖に出ます

風も波も穏やかですね

皆さんに 今日は何が釣りたいですか?

なんでもいいです。。。

できれば  アマダイ 真鯛 

なんでもいいんじゃなかったんじゃないですか。。

そんなことで アマダイ 真鯛が釣れるポイントに行きましたよ



朝の1投目で釣れた 50CM弱のアマダイ


森内さん 真鯛ですな。。


次はワラサですね アマダイは釣らないんですか?。。。


西川さんに人生初のアマダイ 本人 テンション高め



西川さん 終了近くに 大きな真鯛でノルマ達成


今日も イナワラは結構釣れてましたね 
真鯛も中型が多く写真を写すほどではないので無いです

11時30分終了しました 

 

 

 

2024年7月14日日曜日

2024  7/14 サワラが釣れ始めました

 本日の乗船は

弘前市から田中さん 漆沢さん 羽賀さん

板柳町から工藤さん

鶴田町から尾崎さん

つがる市から岡元さん

6人乗船です

4時出航

沖は凪ですね小泊方向を見ると雨が降ってますね







今日は深場から攻めます
田中さんに良型チダイですね


道糸が切れる症状が頻発
サワラ居たんでないですか。。
やはりいましたね
良型サワラに 嬉しそう
漆沢さん




尾崎さんにもサワラですね


尾崎さんは絶好調
今の時期貴重な 大アイナメ 2匹釣りましたよ


それなりに釣れましたが

大物が少なくて写真がありませんね

今の時期から サワラが釣れるのはうれしい誤算です

11時30分終了しました 

 

2024年7月13日土曜日

2024 7/13 出たー! ピンクモンスター

本日の乗船は

平川市から田中さん

弘前市から成谷さん 住吉さん 笹さん

鰺ヶ沢町から菊谷さん親子

6人乗船です

朝の時点で 何を釣りたいですか。。

皆さん アマダイとか 根魚とか 青物とか 

全部でないですか。。わがままなお客さんです

しかし

この難題に応えるのが船長の仕事

まずは漁礁に行きましょうか

朝4時 出航

沖は穏やかですね

 



到着早々 
菊谷さんに大ヒラメヒット!
本人 ヒラメは初めてのようです
大物を釣ったときに使う フィッシュグリップを貸してあげました
このグリップは先端が太いので
大きい魚専用です
釣り師のご褒美


そのあとも ウッカリカサゴやワラサ 真鯛など釣れます

食いがあまりよくないので

アマダイの場所に行きましょうか 



砂地のポイントですので
真鯛 チダイ ホウボウ 青物など皆さん釣れてます
あまり大きくないので写真はなしですが
そのうち 田中さんが騒いでいます
かなりの大物のようす
そしてとうとうその姿が水面に出ました
なんと 化け物
真鯛86cm初めて見ました
魚もこれだけ大きいと魚体も良くないのですが
この真鯛は綺麗です



とにかく重い 10kgくらいはありそうです

深場も風が出てきたので

後半は浅場で本カサゴ釣り

いまいち食いが悪いですが

ぽつぽつ釣れてきますね 

 



11時過ぎ 終了しました


 


2024年7月3日水曜日

2024 7/3 遊漁船

本日の乗船は 弘前市から 福島さん 初乗船の仲原さん

大館市から 初乗船の本間さん

3人乗船です

朝4時出航 沖に出ると うねりが強い

千畳敷の風力発電の風車が勢いよく回っています

深浦方向から南風が強く吹いている

こんな時は鰺ヶ沢沖は風裏になるので

風は吹きませんが 波の余波がうねりになって鰺ヶ沢沖に押し寄せます

こんな時は水平線を頻繁に見ていないといけません

西風に変わるとすぐに大波になります

水平線がギザギザに見えたり 白く見えたりしたら

すぐに漁港近くに帰ることが大事

10分もあれば大波になります

船が大きくても 白波とウネリの波には

とても危ないのです

海になれない人は今いる場所が穏やかだから

もっと沖に行こう

これが大きな間違い

あの大きな風車が回るということは

上空はかなり強い風が吹いているということ

私は 七里長浜の風車や 鰺ヶ沢の町内の上の風車

千畳敷の上の風車を頻繁に見ています

風車を見れば 風向きと強さの判断ができますから

ウネリがあるということは どこかで波が強いということ

風向きが変わればすぐに大波になります

なぜにここまで気にするかというと

私は漁師なので 冬場も沖に出ます

冬の海は今の時期と違い

毎日のように大波 強風 大ウネリの中で

漁をします

天気の判断が間違えば 命にかかわります

漁師の天気の判断は 天気予報だけでは

海の判断ができないのです

ミニボートで釣りをしている人も多いでしょう

2馬力で沖に出て急激に天気が変われば

まず助からないでしょう

天気が悪くなれば 助けるほうも沖には行けません

鰺ヶ沢沖でも たまにかなり沖までミニボートで来ている人も

いますが漁港から4km以上離れています

ミニボートのスピードは時速10km以下がほとんどでしょう

4km離れた場所から

突風 大波になれば

スピードは時速2~3kmくらいまで下げなければ走れません

そうなれば すぐに逃げても1時間くらいかかる計算

この間に大荒れになれば

考えればわかりますよね

ミニボートは楽しいですよ

私も 昔 ミニボートのレンタルをしていましたから

ミニボートでの釣りは 大きい船がいる場所に行くことではなくて

船の発着場所からの距離

離れていても 陸からの距離が1kmいないで

釣ることをお勧めしています

これがミニボートの楽しみ方です

15分以内で陸に帰れる距離を保つポイントで釣る

大きな船が来ない場所で釣ること

船が大きい糸小さい船は見えません

気持ち程度の旗を立てている人がいますが

まったく見えません

船がミニボートのほうに走ってきたら

見えていないと考えてください


最低でも高さ3m 旗の大きさ60cm×50cmくらいの赤かオレンジ

これが最低ラインの旗の基準です

ミニボートの人は一度大きな船に乗ってみればわかります

いかにミニボートが見えていないかわかります

「大きな船が来ない 浅いポイントで釣る」

ミニボートの楽しみ方です

大きな船がミニボートにぶつかれば

間違いなく大きなほうは傷がつくくらいで済みますが

ミニボートのほうは大事故になると思います

心にとめておいてください

「ミニボートは 大きな船からは見えていません」

ぶつけられたら 間違いなく死にます


ウネリが強いですが 風はないので

いつもの漁礁に向かいますが

風がない分 シーアンカーがききません

ウネリが船に平行に来るので

船は大揺れ

釣りにならないので

浅場のうねりの弱い場所に移動

 



 

水温が上がれば 浅場のほうが釣れますね
初乗船の本間さん 珍しく真鯛をつりましたね
先日までまったく釣れていなかったので
真鯛のポイントがわかりましたよ



初乗船の仲原さん
高級魚キジハタですね
後ろに写っている福島さん
前回はヒラメ キジハタ 真鯛を釣り上げ
ブログを独占していたのですが
今回は写るような魚が釣れません
寂しそうですね



本カサゴは一時期よりは釣れにくくなりましたが
夏場の根魚は少なくなる時期
ありがたい魚です
本カサゴの旬は7月頃が最高ですね
真鯛のポイントも分かったので
潮が合えば大きいサイズも釣れるでしょう
今回はイナワラは釣れませんでした
釣れるときは要らなくなるくらい釣れるのに
欲しいときは釣れない魚です



11時過ぎ 水平線が白くなり強風が吹きそうでしたので終了

 今週末は かなり厳しい天気ですね

中止の可能性が高いですね

海の色が 黒か濃紺が出航の目安です